骨粗しょう症

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骨粗しょう症

健康寿命(日常的に介護を必要としないで自立した生活ができる生存期間、簡単に言えば人の世話にならず元気で長生きできる時間)を伸ばすことが、この超高齢化社会をむかえる日本には必要です。
医学の進歩により心筋梗塞や癌などの内臓疾患の治療は充実したため、我が国の平均寿命は伸びて世界有数の長寿国となりました。
その一方、予期せぬ骨折などで寝たきりとなり自分で身の回りのことができなくなることは、大きな問題であるにもかかわらずその予防は後回しとなってきました。 
当院では、寝たきりになってしまう骨折のうち、多くをしめる腰の骨折(腰椎椎体骨折)や太ももの骨折(大腿骨頚部骨折)の危険性を判断するのに最適な、最新式の腰椎および大腿骨頚部の骨密度を測定する装置を導入して診療にあたります。
内科疾患や関節リウマチの治療でステロイドの内服治療を行っている方や糖尿病のおありになる方、また透析を受けておられる患者さんでは、女性のみならず男性も、また婦人科疾患で手術を受けておられる方などは、骨密度が低下している可能性が高くなります。  
 また、特にこれという疾患のない方でも、骨粗鬆症が隠れていることもあります。
10年先の骨折の危険性を減らすためにも、ぜひ骨密度の検査を受けていただき、無症状のうちから骨粗鬆症の治療を行うことが大切です。
骨粗鬆症と診断される場合には、性別や年齢に応じて最新の知識に基づく薬物治療を行います。 
また、骨粗鬆症にも運動リハビリは有効で、パワープレートなどを用いた、高齢の方にも負担があまりかからないようなトレーニングで筋力強化や歩行バランス能力の向上をはかり、転倒しづらい体作りを目指します。
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